自分が一番早く走れる状態はどこ?トップスピードに持っていくための練習法

トップスピード、つまり自分が走れる一番速い速度のことですが、この速度にいかに速く到達し、持続させられるかが、かけっこの勝負どころです。

トップスピードに持ってくるにはこんな段階になっています。

トップスピードへの段階

1、2までは歩幅は小さく、ピッチを多くして走ります。

そして3に向かって歩幅を広げ、大きなフォームでスピードに乗っていくとスムースにトップスピードへ持って行けます。

歩幅を広げて走る=ストライド走法は、大股で走るという意味ではありません。
自分の歩幅の限界を超えた大股で走ると、ぴょんぴょんと跳ねるような動きになり、無駄な動きになってしまいます。
歩幅を意識して走ることがなかったお子さんにはこんな練習法を試してみてください。

地面にマークを付けて、それを目安に足を着地していきます。
体格によって違いますので、お子さんにちょうどいい歩幅を観察して、その歩幅で走れるようにマークをします。
目安としては、歩幅は身長と同じくらいと言われますが、トップスピードのときはもっと広くなっていますから、最低限で身長と同じくらいと考えて ください。
慣れてきてストライドを広くしたくなったら、マークを広げていきます。

障害物になると走りにくいので、簡単に地面に線や円を描くだけでいいでしょう。
下を見ないでいいように、走るコースの先まで等間隔に描いてください。

どうしても下を見てしまう場合は、マークを走りながら確認することはしないで、あなたが横から見てあげて「もっと広く」「もう少し狭く」など、指示を出してあげましょう。

マークはあくまで目安で、そこにきっちり着地することにこだわる必要はありません。
歩幅は何センチと数字で覚えるものではないので、走りやすく正しいフォームで走れる歩幅を体で覚えていきましょう。

大きくのびのびした走りというのは、単に歩幅が広いだけではありません。 体全体を使った大きな走りという意味です。

それはリラックスした状態から生まれます。

『トップスピード=全力疾走=力を入れて走る』と連想しがちですが、『力を入れる』が『力んで走る』になってしまうことが多いようです。

では、力を入れないで走るってどういうことでしょう?
こんな練習法で体感してみてください。

正しいフォームを意識して、全速力で走っているイメージは持ちながら、筋肉はリラックスした状態で走ってみるのです。

背筋を伸ばして、視線は前、腕を曲げて前後に振る、かかとから着地してつま先で蹴る
このポイントを確認し、すべてがきちんとできるまで、全速力で走らないこと。意識しなくてもきれいなフォームになったとき、徐々にスピードを上げていくのです。

フォームがおかしかったり、力が入ったらすぐに声をかけて、スピードダウンさせます。
じれったいようですが、のびのびとした大きなフォームが身につけば、全速力で走り出した時に、今までとは格段に差が出てくるのです。



気づかないうちに力が入ってしまう

力むことはブレーキになってしまうとわかっていても、ついつい力が入りがちです。隣のライバルが視界に入ったりするとなおさらですよね。
走っている最中はなかなか気づきにくいので、走る前に「力む」とはどういうことかを覚えておきましょう。

例えば、腕の振りに力が入り、走っているうちにどんどん肩が上がってきて、最後には手が縮こまってしまう走り方の子がいます。
そんなときは肩に力を入れてだらんと脱力。
走る前にこれを2~3回繰り返して、「肩に力が入る」というのはどういう状態かを覚えさせておくのもいいでしょう。

力みは自分ではなかなか気づかないものなので、見ていて気づいたらすぐに教えてあげましょう。

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