子どもにどうやって走り方を教えればいいのか?

何の計画も無しに、いきなり公園や運動場へ行って、「たくさん走れば速くなる!」なんていうほど“かけっこ”は甘くありません(笑)

ですが、一緒に外へ出るということはとても大切です。
口先だけで「練習すれば速くなる」なんて言っても説得力がありません。
まずは、あなたがお子さんに信頼されるコーチになりきってくださいね!

「名選手必ずしも名将にあらず」という言葉があるように、速く走れない悔しさは人一倍わかるのですから、名コーチになれる素質はあると思いますよ。

さて、走る前にまず必要なのは軽いストレッチングやウォーキングなどの準備体操ですね。
では、コーチが走る前にやることは何でしょう?

最初に練習場所の確保です。

当然、ケガをしないように平坦で広い場所であればいいですよね。
公園や学校のグラウンドが使えればいいのですが、なるべく続けて練習できるように、近所で少し歩いていけるくらいのところがあればベストでしょう。

学校のグラウンドも良さそうですが、最近のお子さんは親の世代よりずっとナイーブです。
「練習しているところを友達に見られるのが恥ずかしい・・・」そんな気持ちからのびのび練習できないと困りますね。

広いといっても必ずしも直線で 50m、100m が走れる必要はありません。

オリンピックを目指すアスリートではないのですから、もっと気楽に毎日行くのが苦にならない場所がいいでしょう。
週に1回だけ立派なグラウンドで練習するより、毎日少しずつ近所の公園で・・・という方が続けられるし、効果も出るはずです。
その他にも練習メニューによっては、坂道や砂浜も利用できます。



具体的な練習スケジュールを決めよう

そんなに大げさなものでなくて結構ですから、だいたいの練習スケジュールを決めましょう。
かけっこの練習は1回やったからといってすぐに成果が出るものではありません。
理屈を教えてできるものではなく、体が覚えるまで繰り返すことで速くなるのです。

例えば朝、30 分早く起きて練習時間を作るでもいいでしょうし、学校から帰って 30 分を練習時間にあてるでもいいでしょう。
時間が長ければいいというものでもないので、お子さんの体力や、日々の習慣に合わせて、練習時間を決定してください。

そしてなんといっても大事なのは栄養管理です。

こんな話をご存じでしょうか・・・?
2009年お正月に行われた毎年恒例の箱根駅伝で「新・山の神」と呼ばれたスーパールーキー・東洋大の柏原竜二選手―。

彼の活躍をよく覚えている人も多いことでしょう。

そんなすばらしい素質の持ち主なのに高校時代はまったく無名選手でした。その理由がなんと貧血だったのです・・・。

駅伝をやるような選手に貧血なんて、まったく無縁のように思われますが、激しい運動をするからこそ成長期に貧血に悩まされるということがあります。

また高地トレーニングなど激しいトレーニングをすると、なりやすいとも言われます。
柏原選手は高校3年の時に、やっと貧血に気づき食事療法と薬ですっかり貧血が治ると、大学1年の箱根駅伝で山登りのスペシャリストとして大記録を作ったのです。
※2009 年第 85 回箱根駅伝往路5区 1時間 17 分 18 秒(区間新記録)

それほど食事は大事なんです。

とくに小中学生のお子さんは、まだ体が完全にできていない年齢なので、バランスのとれた食事を考えてあげてください。

例えば偏食のお子さんには『目指せ1等賞メニュー』など、励みになるキャッチフレーズをつけて「これを食べてがんばる!」という気持ちを、起こさせるなんてどうでしょう。

上手くのせるのも“名コーチ”の努めですよ。

陸上選手のように長時間トレーニングできるわけではないですから、普段の生活でできる練習や、少しだけ生活習慣を変えて「速く走ること」に繋げていきましょう。

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