ピッチ走法とストライド走法ってどんな走り方なの?

よく聞く言葉ですが主に長距離での走法の違いを言います。

小さな歩幅で歩数を多くして走るのがピッチ走法、大きな歩幅で少ない歩数で走るのがストライド走法。

ピッチを上げると心拍数が上がり、体力を消耗します。
ストライドを大きくすると筋肉に負担がかかります。
というように、走法の違いで鍛え方も変わってくると言うわけです。

短距離走ではどちらかに決めるということはありません。
スタート時は歩幅が小さい方が加速しやすく、スピードに乗ってからは歩幅を広げた方が効率がよいのです。

一般にピッチ走法は体格が小さい日本人に向いていると言われます。
最近のアスリートは日本人でも体が大きくなっているので、必ずしもそうではないのが現状かといえます。

逆にストライド走法は背が高く、足が長い人に向いているといわれます。

日本人が短距離でなかなか勝てないのは、あの歩幅にはとうていかなわないから…と思ってしまいますが、そうでもありません。
世界に通用する日本のトップランナー末續選手は、1秒間に 5.2 歩走るといいます。

また、アテネオリンピック 100m 日本代表だった土江選手は、1秒間に 5.3歩で世界最速のピッチだったそうです。
どんなにがんばっても5歩前後が限度と言われますから、これらは飛び抜けて多い数字なのです。
たった 0.3 歩じゃないかと思うかもしれませんが、これで 10 秒間走ったら
3歩も違ってきますから、その差は大きいと言えます。

ここ数年の日本陸上界は、細かく数多く走ることで、体格差の不利を克服したのです!

そしてたぶん、覚えてらっしゃる方も多いでしょう。
長いこと 200mの世界記録保持者だったアメリカのマイケル・ジョンソン選手ですが、今でも、体をまっすぐ立てて、小さな歩幅なのにすごい勢いで走っていた姿を思い出します。

1996 年のアトランタオリンピックでの記録 19 秒 32 は、向こう 100 年は破られないと言われました。
歩幅が小さいから勝てないということではありません。

また、背の高い選手は空気抵抗が大きく、短距離にはむしろ向かないと言われています。
日本人に比べると大きい人ばかりに見えますが、身長が 1m90cm を超える短距離ランナーは意外に少ないのです。

体格差は仕方のないことですけれど、それをカバーする方法はあるものです。
色々な走法などを試して、自分に合った走り方を見つけるといいでしょう。

このページの先頭へ