リレーで勝つための戦略!バトンの握り方・渡し方

リレーといえば、運動会で一番の盛り上がりどころですよね。
オリンピックだったら短距離のオールスターが出てくる種目ですから、全世界の注目の的です。

練習の甲斐あってリレーの選手に選ばれたら、クラスの責任も背負ってかなり緊張するはずです。
そんな時のために、リレーの基本を知っておきましょう。


バトンをつなぐ

例えば 100m×4リレーでは、4 人の 100mのタイムを足すより、リレーのタイムの方が速くなります。
これはバトンをつなぐ時に、スピードを上げた状態で渡しているからです。
バトンパスのときに止まってしまっては、前走者の頑張りが無駄になってしまいます。

理屈ではわかりますが、実際にはなかなか難しいもので、一流のアスリートが揃っていても、バトンミスで失格になることがよくあります。
実際のバトンパスはメンバーが決まってからじっくり練習しますが、まずは基本をきちんと覚えておきましょう。

バトンパスにはいろいろな方法がありますが、ここでは誰にでもやりやすい方法をご紹介します。



バトンの握り方

右利き、左利きに関わらず右手で受け取って、左手に持ち替え、相手の右手に渡します。
ただし、リレー走者が全員左利きだったら反対でもいいので、それはメンバーと相談してみてください。

右手から右手または左手から左手に渡してしまうと、前の走者にぶつかりやすくなってしまいます。
渡す人は下の方を握って、上の部分が相手の手のひらにのるようにします。
受け取る時は上を握って、持ち替えて下の方を握ります。

渡す人と受け取る人でバトンを受ける高さも決めておくといいでしょう。

とくに身長差がある場合などは受け渡しがしづらくなりますので、練習しながら、ベストな位置を決めることをおすすめします。

受ける人が手の平を上に向けて受け取った方が、落としにくくなりますから、渡す人は上から確実に相手の手の平の上に乗せます。
というよりむしろ押しつけるくらい強くていいでしょう。

相手がしっかり受け取ったのを確認してから、手を離します。
受け取る人は相手からもぎとるくらいのつもりで、受け取ったことがはっきり分かるように、強く握ってあげましょう。



バトンを渡すタイミング

走りながらタイミングを合わせるのはなかなか難しいので、声を出しながらやってみましょう。
渡す相手が走り出しても追い抜けるくらいの距離で「GO!」などのかけ声を出します。
受ける人はそのかけ声で、後ろに右手を出したまま走り出します。
渡す時には「ハイ!」と大きな声で合図します。

受ける人は前を見たまま加速しつつバトンを受け取ります。
このタイミングはすぐにはつかめませんから、最初はゆっくりした速度で行います。
そして、だんだんスピードを上げていきましょう。

渡す人はコースの右側を走り、受ける人はコースの左寄りで待ってください。こうすれば、バトンを渡すときに追い抜いても、走者の邪魔になりません。


ハイスピードでバトンタッチする方法

バトンパスは「バトンゾーン」と言われる範囲で行います。

ここの外ではバトンタッチは認められません。
小学生の場合、バトンゾーンは 20m で決められることが多く、これに補助ゾーンとして 10mを加えた最大 30mと考えていいでしょう。

この間で渡すタイミングを見極めてください。
あまり速いと渡す人が追いつかず、待つことになってしまいますし、遅いと追い抜かれてタイムロスになってしまいます。

もしも、走者の間でスピードの差があるときは、走り出す位置をずらすこともできます。
バトンゾーンを有効に使うといいでしょう。

また、速い人から遅い人へ渡すときは、受ける人はバトンゾーンの真ん中くらいで待ちます。
反対に遅い人から速い人へ渡すときは、バトンゾーンの手前で待って、ゾーンをめいっぱい使って加速しましょう。
速い人が長く走る分、全体のタイムが上がるわけです。


一人で練習するときは、自分がどのくらいの速さでバトンゾーンを駆け抜けるのかを覚えるといいでしょう。
渡す時にはその速度で渡せるかどうかを、見極めたうえで合図をします。

受けるときは後ろの人が追いついてくれる事を信じて全力で走り出しましょう。
バトンを受けるときに、止まったり振り向かなくてはいけないようならそれは失敗です。 もう一度、走り出すタイミングを確認しましょう。
こうして何度も練習してこそバトンタッチが完成するのです。

走り方やフォームには人それぞれの個性がありますから、どうやったら自分がもらいやすいか、どうやったら相手が受けやすいか、などお互いによく話し合って決めましょう。

リレーのチームができたら相手の立場になり、また自分の役割をよく考え練習することをおすすめします。



リレーはチームワークの種目

北京オリンピックで見せてくれた日本代表の銅メダルの走りはご覧になりましたか?
日本代表4人のすばらしい走りで、何か熱いものを感じた方も多いと思います。

タイム的には日本より速い国はたくさんあるけれど、日本のチームワークの勝利に皆が感動しました。
だからみんなで一致団結して走り切った時には、喜びもぐんと大きくなるのです。

また日本のリレーチームはバトンミスをよりなくすために、バトンパスがちょっと特殊な方法なのです。
運動会のリレーでも、高校などの全国大会、もちろんオリンピックなどでも他のチームではほとんどやっていない方法を使っています。

日本のリレーチームだけはバトンパスの際、バトンを下の位置で渡しているのです。

通常はバトンを受け取る人は腕を後ろに大きく上げて、そこに渡す人がバトンを落とすような感じです。

日本チームだけは、バトンを受け取る人は普通に腕を振っているような状態で、そこにすぅっとバトンがハマるような感じです。

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